2009年5月24日日曜日

自分にマル!

「コトノハ フォレスト」第2回のオンエアでは、数年前に一世を風靡した漫画『ドラゴン桜』の中から、主人公・桜木のことばをrita iotaのご両人と紹介しました。

「自分の身の回りにすべてマルをつけてみる」

破綻寸前の落ちこぼれ私立高校を建て直すために、「東大合格」なる無謀ともいえる目標をたてて生徒たちと突き進んでいく桜木。数々の励みになる名言があるなかで、ふじさんはこのことばに注目しました。

『たいがい、人はものごとを否定的に考える時、自分自身ではなく周りのせいにしたがる。勉強に集中できないのは、部屋がないからとか…部活が忙しいからとか…心の中でバツをどんどんつけていって、だから自分はできないとネガティブに考える。』

そうなんです。できないことに大義名分をつけて、できないのは自分のせいじゃない、自分の力不足じゃない、と正当化するのに一生懸命になったりします。そんなに一生懸命になれるなら・・・

『そうではなく、それらをみんなマルに変えてみる。
部屋がないのはマル、かえって自習室で集中できる。
部活があるのはマル、生活にメリハリができて充実感を得られる…。
一人で勉強して孤独だけどマル、そのほうが闘志がわいて気合十分!って感じだ。
このように自分の周りの環境を一度、すべて肯定する。するとポジティブな思考ができるようになる。』

一生懸命に取り組めるなら、ポジティブな方向に取り組みたいと思うんです。そのほうが後味がいいじゃないですからね。

ことばが長いので、放送の中で某日本酒CM(大漁旗がはためく漁港の風景、あれです!)のイメージから、rita iotaRITAさん・NOSSAさんと声をそろえて、こうまとめさせていただきましたよ。

『自分に、マルっ!!』

 

2009年5月10日日曜日

一年に365回変身しよう

2009年5月10日
「コトノハ フォレスト」第1回のオンエアでは、教員仲間で小学校の先生だった方から伺ったお話を、rita iotaのご両人と紹介しました。

「一年に365回、変身しよう!」


この先生のクラスで、先生が「今年一年間、何をがんばりたいですか」と子どもたちに尋ねたそうです。

「給食を残さず食べられるようになります」
「さかあがりができるようにがんばる」
「かけ算九九がつっかえずに全部いえるようになります」・・・・

ある控えめな子が、ためらいつつもこう言ったそうです。
「ぼく、一年に365回変身します!」
・・・・・あっけにとられた教室でしたようです。

もしかするとこの子は、ウルトラマンや仮面ライダーが好きで、同じように変身したかったのかもしれません。でもこのことばを、「一日一回、なにか昨日とは違う自分を見つけよう」と言い換えてみたらどうでしょうか。できそうで案外難しいものですよね。
この先生、後に「変身クラブ」を結成し、子どもたちと「昨日とは違う自分発見」を語り合う活動を続けられたとお聞きしました。

リスナーの皆さん、当ブログ読者の皆さん、一緒に「変身クラブ」をつくりませんか。

2009年5月1日金曜日

ことばの森がオープンしますよ。

東京都中央区を中心としたエリアで放送を行っているコミュニティ放送局「中央エフエム」で、このほど番組に出演させていただくことになりました。
毎週日曜日13:00~14:00放送の「Rita iotaのPausa Tempo」で、各週の1コーナーに登場いたします。

コーナータイトルは「コトノハ フォレスト」。ふじさんの気になることば通信、なんてサブタイトルをつけていただきました。コトノハとは「言の葉」「言の端」。ちょっと気になった言葉を紹介するコーナーにしたいと思って使うことにしました。そしたらRita iotaのNOSSA氏が、ことばの「森=forest」と「一休み=for rest」をかけてコーナータイトルを締まりいいものにしてくださいました。

ふじさんの気になることば通信「コトノハ フォレスト」。ラジオで紹介したお話は、このブログで復習をしていきます。オンエアを聞ける方も聞けない方も、ぜひFMラジオとブログのコラボレーションをお楽しみくださいませ。