2009年12月6日日曜日

「ありがとう」は「有難し」

コトノハ フォレストも今日のオンエアで14回目となりました。そんな今回のコトノハは・・・?

「ありがとう」は「有難し」

数年前に転職で都会の学校に勤めるようになったとき、若い教員や高校生がある言葉を口にするのを聞いて、ショックを受けました。その言葉とは「あざーす」。いかにふじさんが芸能界ネタに疎かったかがおわかりいただけるでしょうか。
インターネットの「はてなキーワード」によれば、こんな解説が。

挨拶。「ありがとうございます」の意。
若手芸人が先輩芸人、プロデューサーなどスタッフに対して最敬礼をしながら発する。
○○○が上手い。言い出したのは●●●と言われるが、一方で□□□がもっと前から使っていたとも言われている。

NOSSA氏ともども、「あざーす、好きじゃないよね」と放送中にもお話ししました。
芸人さんの楽しい話し方に水を差すつもりはありませんが、「ありがとう」は本来「有難し」から生まれたことばですよね。

有難し」、つまり有ることが難しい。だから「めったにないことだから、心が喜ぶ。そう思うほどの貴重な体験をさせてくれたことに対して、尊敬の念を伝える」のが、「ありがとう」なんです。

確かに挨拶も何もしないで携帯電話やゲーム機に黙々と夢中になっているよりは、何かことばでつたえることは悪いことではないと思います。でも「あざーす」はないでしょう。同じように「こんにちは」の代わりに「ちーっす」と聞くだけで、がっかりしてしまうのはふじさんだけでしょうか。

ありがとう」と言うのは、本当に勇気がいることです。中央エフエムで「コトノハ フォレスト」というコーナーをいただいていることも、ふじさんにとっては有難いことです。

放送ではNOSSA氏が、「電車の定期券を拾って駅に届けたら、『ああ、そうですか』と言われて悲しくなった」というエピソードも紹介していただきました。
こうやって放送でお話ししながら、改めて「ありがとう」ということばを大切にしたいなと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿